異人たちとの夏:土星と火星から目が離せないホットな2016年の夏

2016.07.19

異人たちとの夏今日7月19日の午前8時過ぎからは、夏至の後の最初の満月。

自分の人生に指針を与えてくれた人達に感謝する日です。 それは両親であったり、学校の先生だったり、はたまた人生の師と仰ぐ出会いの対象であったり。 この人生が満月のように満たされていることに、想いを馳せる日とも言えます。
 
そんな今年の満月のお月様の背景では、とてもホットな動きがみられます。
アラスカでは、先日、観測至上最高気温の31℃を記録して、異常高温が続いており、我々の背筋のほうには冷たいものが流れ落ちます。 今回のホットな動き、というのは気候の話ではなく、火星と土星の動きです。
 
太陽や月の動き、風や雨、はたまた大地の揺れは身近に感じながら日々の生活を送っていますが、それ以外の天体の動きを実感することは少ないでしょう。

しかしながら、別の次元でそれらが私たちの日々の生活に影響が及んでいるかもしれない、ということに想いを馳せることがたまにはあってもいいかもしれませんね。 特にこの夏はそんな季節です。

*正反対の二人:火星と土星

最も熱くトンガっている代表が火星であり、その逆の最も冷たくトンガっているチャンピオンが土星です。 その二つがよりによって最もホットな部屋(さそり座のことで、火星が支配星です)に居合わせることになったとしたら。。。 犬猿の仲の二人が、西日の当たる暑いアパートの2階の同じ部屋でこの夏一緒に暮らす羽目になったとしたら? これは何か起こりそうではないですか。 ただでは済まなそうです。

火星がさそり座に入ることによって、この正反対の二人が同室になったのが、今年の2月20日です。
 
そして、その状態で土星が逆行を始めたのが、3月25日で8月13日まで続きます。 このことは当番日記の土星の逆行が5ヶ月続くで書きました。 これで少しはテンションが緩和されました。 お互いに少し離れる動きになるからです。

そうこうしていると今度は、火星も4月17日から逆行を始め、7月12日まで続きました。 このことも当番日記の今日から火星の逆行に記述しました。
 
そしていよいよ今は、最後のパワー炸裂の段階として火星がお隣の射手座に移る9月18日まで、土星と火星がホットなさそり座で同じ向きに進みます。この順行は、厳密には土星も順行に移行する8月13日から9月18日まで、ということになります。

さらに、この対照的な性格を持つ火星と土星が最も近づくのが、8月24日です。 この点からも、今年は”暑い”夏になりそうです。
 
*火星のせっかち・土星ののろま
 
火星は行動に駆りたてる星です。

一方、土星は先延ばしを画策するので、物事がスムーズに進まなくて、イライラするような形でその影響力を現してきます。 ご自身の誕生チャートでさそり座が支配していることがらで、このことが現れやすくなります。
 
例えば、誕生チャートや月チャートで、第10室にさそり座がある人は、仕事関係でうまく進展しにくいことが予想されます。  第7室にある方は、パートナーとの関係で事態が急に変化したり、第2室や第11室にある方は、経済面での早い動きを経験するかも知れません。

最も熱い星と最も冷たい星が同じ星座で組合さった時期は、何かを成し遂げるのに戦いとる覚悟が必要です。 それほど障害物に遭いやすい、と言えます。
 
職場などでは、パワハラや同僚との関係などで、傷つき、悩み、怒りなどが起こりやすい時期でもあります。 この時期は、良きにつけ悪しきにつけ、突然の変化も起きやすくなることも心に留めておくと、インパクトが緩和されるでしょう。
 
しかし、このような火花が散っている高いエネルギー状態をうまく使いこなし、忍耐と努力と工夫を上手に加えていけば、普通では成し遂げられないことを実現することも可能です。

今から9月中旬までの約2ヶ月間は、このヒートアップしたエネルギーをうまく乗りこなせれば、新しい達成があることでしょう。 一方、その扱いに失敗するとせっかくのチャンスを逃してしまうことになります。

しっかりと静坐や瞑想する時間を取り、無心の状態の時に宇宙が整理してくれる自分の行動の優先順位の声を聴いて日々活動することが、このような時期の最善の対処法に違いありません。

また、このオチだよ(笑)と言われてしまいますが、そうだからそうとしか言いようがありません。

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