2020.03.30
昨年の11月5日に居心地の良い射手座に入った木星が、なんと5ヶ月で衰弱する山羊座に今日から移ります。 木星は通常はほぼ1年間は、同じ星座に留まる動きをするものです。
この1年の木星の特異な動きはhttps://www.tenkooann.com/3411こちらの昨年11月のブログで書きました。
こんな風に木星があたかもスピードを上げたかのように通常の約1年(11ヵ月〜13ヶ月)から、今回の5ヶ月で隣の星座に移るような現象は12年に一度起きますので前回は2008年になります。
2008年と言えばリーマンショックが起きて、膨張した金融の巻き戻しが、実態経済を不況に引き込んでいきました。
今回のこの新型コロナウイルスの世界的感染では、実態経済が不況のスパイラルに陥っており、これは『異次元緩和』という錬金術によって膨張しきった金融の巻き戻しを遅かれ早かれ引き起こし、それがさらなる実態経済を混乱に陥れる、というドミノ倒しの連鎖が始まってしまったかのようにも見受けられます。
私たちはチャートをお持ちの方は、ご自身の山羊座が月、上昇宮(ラグナ)、太陽と関連していないか見ていきます。
しかし、今年の木星は今の世相を反映するかのように、更なる混迷の動きを見せます。 今年の5月15日から山羊座で逆行を始めます。 そして同じく今年の6月6月30日に、なんと射手座に戻ってしまいます。
そして今年の11月20日に再び山羊座に入ります。
この混乱の時期に私たちはどう立ち向かったら良いのか、ということになります。
一つはご自身の月のチャートにて、山羊座がどの部屋にあるか。 そしてその部屋から第5番目、第7番目、第9番目の部屋に関わる事柄への影響に特に注視していきます。
この木星の蛇行とも言える時期ですが、判断を誤りやすかったり、誤った情報に基づいて行動してしまわないか、慎重さが普段以上に求められるのかも知れません。
汲み上げた井戸の水は、広く大きな地下水脈とつながっています。 顔を洗う時の水の冷たさに、『大いなる存在』との繋がりを持つことが出来るか。 その手段の一つが、静かに坐わる時間をしっかりと持つことになります。
良き航海が続きますように。