3月のオンライン瞑想は14日の月蝕の満月、そして29日の日蝕の新月の日になります。

それぞれ一日二回予定され、午前は9時半スタートで、夜は8時半スタートになります。

新月や満月の日には私たちのストレス解消が特に起こりやすい日になるので、深い真我との結びつきを強めると良いので、これらの日にグループでの瞑想会を企画しています。 

今月は特に満月の14日には皆既月蝕が起こりますので、しっかり深く真我に目覚めていきたいです。

また、29日の新月の日には皆既日蝕が起こるだけでなく、太陽、月、水星、金星、土星、ラーフが魚座で一堂に会します。 

その意味するところは当日お話させていただくつもりですが、特に深く深く瞑想をするのが良いです、というお話になります。

ご一緒に、バガバッドギータの2章23節に登場する『火も燃やすことが出来ず、水も濡らすことが出来ず、風も乾かすことが出来ない』あの存在に私たちの意識をご一緒に昇華させ、真我(アートマ)を体現させていきましょう。

参加は無料で、瞑想の流派のようなこともありませんので、ご自身の方法で以下のリンクからご参加いただけます。 申し込みも不要になっています。

なお、開始時間の3分ほど前から入室していただけます。

++++++++++++++++

Zoom瞑想ミーティング

時刻: 2025年3月29日 09:30 AM 大阪、札幌、東京

https://us02web.zoom.us/j/87288871340

ミーティング ID: 872 8887 1340

+++++++++++++++

Zoom瞑想ミーティング

時刻: 2025年3月29日 08:30 PM 大阪、札幌、東京

https://us02web.zoom.us/j/85474225872

ミーティング ID: 854 7422 5872

++++++++++++++++

終了した瞑想会のリンクは消去しています。

2月のオンライン瞑想は12日の満月、そして28日の新月となります。

それぞれ一日二回予定され、午前は9時半スタートで、夜は8時半スタートになります。

新月や満月の日には私たちのストレス解消が特に起こりやすい日になるので、深い真我との結びつきを強めると良いので、これらの日にグループでの瞑想会を企画しています。 


バガバッドギータの2章23節に登場する『火も燃やすことが出来ず、水も濡らすことが出来ず、風も乾かすことが出来ない』あの存在に私たちの意識をご一緒に昇華させ、真我(アートマ)を体現させていきましょう。

参加は無料で、瞑想の流派のようなこともありませんので、ご自身の方法で以下のリンクからご参加いただけます。 申し込みも不要になっています。

なお、開始時間の3分ほど前から入室していただけます。

また、インドのプラヤーグラジという町でマハ・クンバメーラという祭典が行われています。

通常は12年に1度ですが、今回はそれが144年に1回のより吉兆な採点になっています。

また、その45日ほどの期間中、特に過去の罪を洗い流し、解脱への導いてくれる効果的なシャヒ・スナーン(王様の沐浴)の日が6日間あるのですが、2月12日の満月の日はそれに当たっています。

++++++++++++++++

2月のオンライン瞑想会は終了しましたので、リンクは削除しました。

1月のオンライン瞑想は14日の満月、そして29日の新月となります。

それぞれ一日二回予定され、午前は9時半スタートで、夜は8時半スタートになります。

新月や満月の日には私たちのストレス解消が特に起こりやすい日になるので、深い真我との結びつきを強めると良いので、これらの日にグループでの瞑想会を企画しています。 


バガバッドギータの2章23節に登場する『火も燃やすことが出来ず、水も濡らすことが出来ず、風も乾かすことが出来ない』あの存在に私たちの意識をご一緒に昇華させ、真我(アートマ)を体現させていきましょう。

参加は無料で、瞑想の流派のようなこともありませんので、ご自身の方法で以下のリンクからご参加いただけます。 申し込みも不要になっています。

なお、開始時間の3分ほど前から入室していただけます。

また、インドのプラヤーグラジという町でマハ・クンバメーラという祭典が行われています。

通常は12年に1度ですが、今回はそれが144年に1回のより吉兆な採点になっています。

+++++++++++++++++++++++

1月の瞑想会は終了しましたので、リンクは消去しました。

12月31日の新月オンライン瞑想会で、瞑想後ガーヤトリマントラを108回唱和して新年を迎えます

今月は新月・満月・新月と3回のオンライン瞑想会となります。 それぞれ一日二回予定し、朝は9時半スタートで、夜は8時半スタートになります。

大晦日の31日が新月に当たりますので、オンライン瞑想会の後、暗闇から私たちを解き放ち、啓発の光へと導く『ガーヤトリ・マントラ』を108回唱和して、新年を迎えたいと思います。

ジョーティッシュ占星術では、12の星座と12の部屋を9つの惑星で観ていきます。 12×9=108です。 また、最も重視される月宿(ナクシャトラ)は27ありますが、その中はさらに4つの部屋(パーダ)に分割されます。 27×4=108です。 108という数字は、宇宙を網羅しているのです。

通常ガーヤトリ・マントラは3回、9回、27回、108回と詠唱されます。 3の倍数なのは、物質界、精神界、天界(ブール、ブワッ、スワハー)の3つの実相全てから闇を取り除くからです。 

当日は画面にガーヤトリマントラの文面を表示しますので、知らない方でも唱和していただけます。  音が大事なので、本来はサンスクリット語の発音記号で表記すべきところですが、便宜的にカタカナで表示します。 単語での区切りでなく、発音する時の流れを重視した表記にしています。 また、抑揚は当番が自分の師匠から習ったものになります。

+++(ガーヤトリ・マントラ:リグヴェーダ=3.62.10)+++

オーム ブール ブワッ スワハー

タットサービトルワー レーニャム

バルゴー デーバッシャ ディーマヒ

ディヨーヨーナ プラチョーダヤート

++++++++++++++++++++++++

12月1日と15日及び31日のオンライン瞑想会は終了しましたので、リンクを消去しました。

アシュタヴァイジャの伝統をご存知ですか?

 今日はアーユルヴェーダの神様と言われるダンヴァンタリの誕生日に当たります。

 そのアーユルヴェーダ医療の医師はヴァイジャと呼ばれますが、そこにアシュタ・ヴァイジャと呼ばれる医師がいることを知ったのは、今から11年前の2013年にガンジス川とヤムナ川が合流するアラハバード(2018年にプラヤーグラージと町の名前が変更されました)にて行われていたクンバメーラの祭典の最中のことでした。

 インド中からグルや修行者が集まり、各地からの巡礼者も含めて数百万人が約1ヶ月間にわたって、2つの川の合流点(これに想像のサラスワティ川を含めて3つの川の合流点)にて、自炊をしながら沐浴を続けます。 

 この期間中でもガンジス川によるカルマの浄化力が最もパワフルになると言われた2013年2月の新月の日には、なんと1日で3000万人もの人が、これらの川の合流地点にて沐浴しています! 

 当番も一緒に同行した現地の人たちに促され、訳のわからないままに、川幅1km以上はあろうかという真ん中まで船で漕ぎ出し、深いかと思いきや、なんと中洲のように足がつく場所に連れられて、教わった作法で沐浴したものでした。

 さて、その祭典の最中にビートルズの師匠として知られるマハリシという方が、数年前にお亡くなりになって荼毘にふされた場所に記念館が建設され、開所式が行われていました。

 その式典の主賓は、当時の北のシャンカラチャリヤで齢90歳のスワミ・スワルーパナンダ・サラスワティという方でした。  この方はグルデブの愛称で知られるシャンカラチャリヤ・ブラーマナンダ・サラスワティ師の直接のお弟子さんの一人でもありました。

 因みにシャンカラチャリヤというのは、8世紀のヴェダンタ哲学の巨匠アディ・シャンカラがその教えを将来世代にまで絶えぬよう、インドの東西南北4ヶ所に設けた教えの殿堂の貫主の立場の人を指します。 北の殿堂の初代はアディ・シャンカラの4大弟子の一人で、ひたすら師匠への献身の念で啓発の光に出会ったトータカ・アチャリヤです。 

 日本では天台宗などで千日回峰行を達成した修行者を阿闍梨(あじゃり)と呼ぶそうですが、その呼び方は、『アチャリヤ』に当てられた漢字を日本の音読みしたものになります。

 そんな大僧正の北のシャンカラチャリヤが主賓とあっては、到着されないことには、式典は始まりません。 我々は日の出の頃に沐浴した後、歩いて式典会場に9時過ぎには到着していました。 それから待つことしばし。 ところが、いつまでたっても主賓は登場なさいません。

 そのうち、突然空が暗くなり大雨が降り出しました。 雨宿りするところもなく、ずぶ濡れになり寒さに震えながらひたすら待ちます。  12時も過ぎました。 周囲に食べ物屋などないので、120人ほどの参加者は朝から何も食べてない人がほとんどで、皆一様に空腹です。 

 それでもいつしか雨も止み、並べられた折りたたみの金属椅子に座っていると、前の列にいた米国からと思しき女性が、隣に座っているインドの人を周囲に『こちらがアシュタヴァイジャの何々さんです』と紹介している声が耳に入ってきたのでした。

 ヴァイジャがアーユルヴェーダの医師のことであるくらいは知ってはいたものの、アシュタ・ヴァイジャって何だ? 聞いたことのない言葉ながら、なぜか耳に残りました。

 そうこうしているうちに主賓のシャンカラチャリヤがついに到着されました! 時計の針は午後3時を回っていました。 

Shankaracharya Saraswati
シャンカラチャリヤ・スワルーパナンダ・サラスワティat アラハバード in 2013

 放送局の中継車のようなマイクロバスからシャンカラチャリヤが降りられる直前には、演壇までの間にサッと赤い絨毯が敷き詰められます。 そしてお付きの弟子が広げる大きな傘の下をゆっくりと、歩いて来られ、厳かに主賓の挨拶が始まったのでした。

 その当時、当番は南インドのハイデラバードという町にあるアーユルヴェーダクリニックに毎年通い、パンチャカルマなる施術を受けるようになって数年が経っていましたが、 意味不明のアシュタ・ヴァイジャなる言葉が頭の片隅に残っていました。 

 そんな折、そのクリニックで出会ったドイツ人の方から耳寄りな情報を得たのでした。 南インドのケララ州に凄いアーユルヴェーダの医師が2人いるよ、というものでした。 

Ashtavaidya Alathiyoor Narayan Nambi
アシュタヴァイジャ・ナンビ

 そこでそのうちのお一人の医師のクリニックに予約することがかない、翌年の2014年に診察を受け、3週間のトリートメントを受けることができました。 その医師は、ドクターナンビ(Ashtavaidya Alathiyoor Narayan Nambi)という方で、その時初めてアシュタヴァイジャでもあることを知ったのでした。

 それがきっかけで、初めてアシュタヴァイジャなる伝統の何たるかの一端が垣間見えてきたのでした。

アシュタヴァイジャの伝統

 アーユルヴェーダの医師は、ヴァイジャ(Vaidya)と呼ばれ、インドでは5年半の医学大学を卒業してBAMS(Bachelor of Ayurvedic Medicine and Surgery)という学位を取得することで、医師としての活動を許されています。 

 そのヴァイジャはインド国内で約18万人もいます。 これはインドの医師全体(ほとんどが西洋医)の2割強に当たります。

 その中でもインド最南端でアラビア海に面したケララ州は、インドの中でも最もアーユルヴェーダが温存され、その伝統が色濃く残っている土地柄と言われています。

 そのようなケララ州で今から270年ほど前に、マルタンダ・ヴァルマ(Marthanda Varma)というマハラジャ(封建時代の大名のような存在)が現れました。 彼の統治していたTravancoreという藩主国(江戸時代の藩のようなもの)には、18の地域がありました。 

 彼はアーユルヴェーダの4大テキストの一つである『アシュタンガ・リダヤム』(8分野・編纂本)をヤシの葉っぱに書き写したコピー本を19部作らせ、1部を手元に置き、残りの18部を各地域の住人の健康を守る役目を与えた18の家族に分け与えました。 

 その18家族こそが、アシュタ・ヴァイジャと呼ばれ、自分の担当地域の人々の健康を守る任務を代々担ってきました。  そのヤシの葉っぱを閉じた写本は、代々家宝として、日々その章句の暗喩が日課となっているそうです。 

 それから270年ほどが経ち、ケララ州に約25,000人いるアーユルヴェーダの医師の中で、現在ではアシュタヴァイジャ家は、最初の18家族が5家族に減ってしまいました。 

 受診させていただけたドクターナンビは、その5家族の一人だった訳です。 因みにアシュタヴァイジャ・ナンビはその翌年の2015年10月21日に鬼籍に入られました。 

Ashtavaidya Mooss
アシュタヴァイジャ・ムースとその息子レビ・ムース医師

 ドクター・ナンビの診察を受けた翌2015年には、ドイツ人が教えてくれたもう一人のドクタームースのところを尋ね、やはり3週間の施術を受けさせていただきました。 

 そうしたところ、そのドクター・ヴィヴェカラン・ムースもアシュタヴァイジャの5家族の一つであることがわかったのでした。 

 さらに、そのドクタームースに息子さんがいるのですが、その方こそ2年前にアラハバードの式典で当番の前の列に座って、『こちらがアシュタヴァイジャの誰それです』と紹介を受けていたドクター・レビ本人その人でした。  

 なお、ケララ州にはアシュタヴァイジャの家族が運営されているアーユルヴェーダ博物館があります。  これまでの数千年に及ぶアーユルヴェーダの歴史を俯瞰した15分の映画に始まり、古代からの施術の様子や、アシュタヴァイジャの伝統の一旦を簡潔に閲覧することができます。

  

 

 

 

 

2024年11月のオンライン瞑想会は新月の11月1日と満月の11月16日になります

それぞれ一日二回予定され、午前は9時半スタートで、夜は8時半スタートになります。

新月や満月の日には私たちのストレス解消が特に起こりやすい日になるので、深い真我との結びつきを強めると良いので、これらの日にグループでの瞑想会を企画しています。

私たちの意識はある瞬間を境に劇的に変わることがあります。 すると同じ場所、同じ日常にありながらも、目の前の風景がそれまでとすっかり変わります。  

そんな意識の変容は私たち一人一人の内なる体験ですが、ご一緒に瞑想することでその変容との出会いが早まることでしょう。


『火も燃やすことが出来ず、水も濡らすことが出来ず、風も乾かすことが出来ない』あの存在に私たちの意識をご一緒に昇華させていきましょう。

参加は無料で、瞑想の流派のようなこともありませんので、ご自身の方法で以下のリンクからご参加いただけます。 申し込みも不要になっています。

なお、開始時間の5分前から入室していただけます。

+++++++++++++++++++

11月のオンライン瞑想会は終了したので、リンクは消去しました。

瞑想するとどんな良いことあるの? ”断事観三昧”に入ってことを決める

 今から13年前の2011年にネパールを東西1700kmに渡って横断するグレートヒマラヤトレイルという、トレッキングルートが整備されています。 元々あった生活の道を繋げて作られているので、整備の行き届かないところも多いようで、山岳地帯を歩くアッパールートと、丘陵地帯を横断するローワールートの2本があるのだとか。

 2022年にNHKの番組で2人の山岳カメラマンが、このグレートヒマラヤトレイルのアッパー側を歩く番組を連続して放映し、その絶景を目にした方もいらっしゃることと思います。

2024年の4月にNHKで続編が放映されていましたが、ヒマラヤのダウラギリという標高8167メートルの山に向けてトレッキングを続けていました。 その途上にダウラギリの全貌が見渡せる地点で、『チベット旅行記』という本の一節が、出演した山岳カメラマンによって朗読されています。

 そう、その昔125年ほど前に、日本にある漢語訳された仏教の経典の翻訳に疑問を持った僧侶が、サンスクリット語などの原典を求めてチベットに行った僧侶がいました。 仏典の原典に当たる価値に関しては、以前こちらのブログで書いたことがあります。

 その名前に接したのは遡ること50年以上前に、NHKの朝のニュース番組で『今日から登場するこちらの宮本恵美アナウンサーは、河口慧海の親戚となります』と紹介されたのを、なぜか覚えています。 実はアナウンサーの名前は覚えていなかったのですが、『河口慧海の親戚』という部分が鮮明な印象として残っています。

 この宮本恵美さんは、紅白歌合戦の司会をこれまでで最も多く勤め、ふるさとの歌自慢などの番組の司会で活躍した宮田輝というアナウンサーと結婚されていた方です。 

 そのチベットにヒマラヤ山脈を超えて明治時代に到達した僧侶こそ、この河口慧海でした。 宮本恵美さんは、この慧海の弟の娘さんで、姪にあたります。 NHKの番組の中での紹介では、親戚と言っていたのはその通りですが、実は同じ家で一緒に暮らしていたので、もはや家族そのものというレベルでした。

 講談社学術文庫から出版されている河口慧海の『チベット旅行記』では、その河口恵美さんが一緒に暮らした叔父である慧海の日常の生活ぶりを語っているのが、とても興味深いところです。

 その序文の一節には、こんな内容が登場します。

『朝五時と夜九時には、雨の日も、雪の日も、かかすことなく、家の外にかけられた板木を鳴らし

謹んで一切衆生に申上ぐ

生死の問題は至大にして

無常は刹那より速かなり

各々務めてさめ悟れ

謹んで油断怠慢する勿れ

と、うたうように唱えていました。あの声は、いまも想い出されます。  十五歳のときから、精進料理で一生をすごした慧海は、妻帯し、酒、たばこをのみ、生ぐさものを食べる寺の坊さんにあきたらず、僧籍を離れ、自分で在家仏教をおこし、家に在っても、本当の意味の坊さんの戒律を一生守り通しました。』

 前置きが長くなりましたが、『瞑想するとどんな良いことがあるのですか?』という問いに、河口慧海の次のようなエピソードが参考になるかと思います。

 明治時代の終わり頃、外国人の入国をいっさい禁じていたチベットへ蜜入国するには、チベット僧に扮してインド側からヒマラヤ山脈を超えて徒歩で入るしかなかったそうです。

 雪と氷に閉ざされ、一面真っ白なヒマラヤの山中を粗末な衣で歩く日々。 橋もかかっていない川を渡るときに足を取られ、氷のように冷たい濁流に流されたり、九死に一生をえる出来事の連続で、よくぞ生きて帰ってこれた、という旅でした。

 そんな困難が連続する旅の中で最も困ったのが、雪で真っ白な山中でどちらに歩いていったら良いのかわからなくなることだったそうです。  GPSも道標もない中で、動物に襲われるリスクにも遭遇しながら、さてどっちに進んだものか、と途方に暮れる慧海。

 そこで慧海がとった行動が、その場で坐禅を組んで無我の境地に入る、というものでした。 

 するといつの間にか、こちらに向かって進めば良い、という啓示のようなものが降りてきて、迷わずに進むことが出来た、というのです。

 それを慧海は、『断事観三昧』と呼び、『断事観三昧に入ってことを決める』と言っています。

 そう、起きながらにして何も考えない状態になる心のテクニックである『瞑想』を実習した時、期待して座る訳ではないのに、その時に迷っている事柄の選択がスッと降りてくるようなことがあるのです。

 そうやって気づいた選択は、もう迷いがなくなっているだけでなく、それを実行するエネルギーも伴ってくるのです。 

 大自然はいつだって完全調和しています。 私たちも大自然に身を委ねた時、調和の方向にそれこそ自然に向かっていきます。 

 

 

 

 

本日(2024/5/1)から木星がおうし座に入りました!

本日から木星がおうし座に入り、来年の4月15日まで約1年間滞在することになります。

おうし座は実利的な金星がオーナーなので、精神性を求める木星とは、水と油的なところはありますが、うまく補完し合えると良い結果となり、反発の形になると足が引っ張られることになります。

お誕生チャートで、おうし座が第何室にあるかみていきます。 

その部屋に関わる事象において、一般的には追い風を受けて物事が花開く時期とも言えます。

一方、上昇宮が射手座、乙女座、双子座の方は、少し思い通りに物事が進まない感じを持たれるかも知れないので、真我との結びつきをしっかり確保したいものです。

また、木星がおうし座にいる約1年間のうち、2024/10/9~2025/2/4の約4ヶ月弱の間は、逆行していますので、その間は逆風を感じる方は、それが強まりやすい時期と言えます。

いずれにせよ、追い風に帆をあげて進めるよう、宇宙からの進化のジェットストリームに乗って快適な日々を送っていきましょう。

本日(3月15日)から4月23日までの38日間、土星と火星が水瓶座で一緒になります

 いよいよと言いますか、水瓶座の土星に火星がやってきます! 

 そして、2024年4月10日に再接近となります!!!

 コンジャンクション(合)が起こるわけですが、火星も土星も大きな変化を生じさせる強い星となっている為に、だんだんとテンションが高まり、4月10日にピークを迎える感じです。

 自然災害も気をつけたいところですし、世界の紛争地域の状況がエスカレートする危険も孕みます。 特にロシアとウクライナもなんらかの変化が見られるかも知れません。

 ジョーティッシュ占星術の誕生チャートをお持ちの方は、ご自身の水瓶座のある部屋が何室かを確認します。 その部屋の表す事象において、大きな変化やチャレンジに気を配ると良いでしょう。

 例えば第4室が水瓶座の方であれば、家や乗り物に関して出費がかさんだり、フラストレーションの溜まる事態に発展しやすいので、注意を向けておきます。

 また、第4室は母親や年長の家族のメンバーにおいても、健康面で特に注意をしてあげると良いことになります。

 今日からの38日間は、力強い静寂を武器にして、火星と土星の火花散る時期をクールに乗り切っていきましょう。 

ヴァイジャ・トリグナの健康の教え

 

Dr. Triguna

 インドのアーユルヴェーダの伝統の中で、診断に必ずしも脈診が使われる訳ではありませんが、これまで出会ったヴァイジャ(アーユルヴェーダ医師)の中で、その脈診(Nadi Vaidyam)で傑出されていたと思えたのが、2013年に92歳でお亡くなりになったヴァイジャ・トリグナ先生でした。

 その先生から受けた初めての脈診が衝撃的だったことは、こちらのブログで以前に綴りました。

 トリグナ先生は、デリー市内のクリニックで毎日大行列の患者さんを診られていましたが、当番もその行列に並んだことがあります。 診察は無料で、処方されたお薬を買って帰ることになります。

 その様子を捉えた4分半の映像がYoutubeにありますので、こちらからご覧いただけます。 また、クリニックの場所は、こちらから確認いただけます。

 この先生から直接教えを受けた方は、家族以外では極めて少ないのですが、たまたまそういう方との出会いが数日前にありました。

 そのトリグナ先生が、これだけは実行すると良い、とおっしゃっていたのは、『朝の散歩の際に、口で呼吸するように歩きなさい』ということだったそうです。

 つまりゆったりのんびりと歩くだけでなく、時には坂を早足で登るような歩きを取り入れて、口で呼吸をするほどの荒い息にすると良い、というものです。

 現代の歩き方の指導でも登場しますが、こういう先生からお勧めを受けると是非とも取り入れよう、という気になります。 是非、お試しください。

 

『必要なことしか起こらない』と腹を括れるか

最近の瞑想に関する質疑応答ですが、ご参考になれば幸いです。

質問1)

>瞑想中は、いろいろな想念、考え、心配事などが浮かんできても、マントラに戻り、瞑想中に

>起こることはすべて必要な、良いことと聞いたように思います。

回答1)

そうですね、私たちの側から瞑想に臨む時に何かすることがあるとすれば『無邪気にマントラを想う』だけ、ということになります。 

その『マントラを想う』というのも実は、起きながらにして『考えることも含めて、何もしない』ための手段に過ぎません。

起きているのに自分から何もしない、働きかけない状態を作るというのは、一見すると本能(起きてる時は行動!)とは矛盾している行動なので、ほっておいて私たちが自発的にやることは普通はないと思います。

私たちは縁あって、瞑想という起きているのにわざわざ何も考えない、行動しない状態を体験している訳ですが、そこで起こっているのは、身体という全知全能の大自然に主人になってもらう、ということになります。

身体は元々主人なのですが、私達はえてしてその邪魔をしてしまいがちです。 

悩んだり、心配したりすることもその『邪魔』の一例です。

『この状況に置かれたら誰だって悩むでしょう』ということは実生活で起こるわけですが、たとえ1秒でも1分でもそこから完全に離れて、あの全知全能に全て委ねるのが『瞑想』ということだと思います。

瞑想中に起こるかとは全て必要な良いこと、という意味は、私たちが考えたり、悩んだりすることから離れ、全知全能の側に全てを委ねた時に、自然に生ずる状態のことを言っていると思います。

質問2)

>また、日々規則的に瞑想して、活動していれば、同じように様々な、良い事と思われることや、

>大変な困難な出来事が起きても、やはり瞑想中と同じで、

>瞑想に戻り、必要で良い事が起きていると(一見大変なことに見えても)受け入れることが、良いのでしょうか。

回答2)

起きながらにして何も考えない、何も悩まない状態をたとえ短時間でも体験するのが瞑想と申し上げましたが、その先の世界も当然あります。

それは一見大変なことに見える状態の中でも、蓮の葉に落ちた水滴のように、そのことに煩わされなくなる状態です。

それは『自由な境地』と表現されることもあります。 

自由とはあまりにありふれた表現に聞こえるかも知れませんが、瞑想中のあの無心の状態の中で私たちは体験しています。

ヨーガという言葉は、『繋がる』という意味だそうですが、何と繋がるかが問われているわけです。

一つの答えはあの『自由』と繋がることで得られる『自由な境地』ということだろうと思います。

現実の世界で私たちに起こることは、時にとても大きなインパクトとして言葉でのどんな説得や慰めも吹き飛ばして

しまうように思えるかもしれません。

ここでも私たちの側から出来る最良のことは、自分をそこに挟まないことです。 

その『自分を挟まない』手段は、あの無念無想の時間を一瞬でも二瞬でも体験し、全知全能に委ねることではないでしょうか。

じたばたしてもしなくても、私たちには必要なことしか起こらない訳ですから、心配しても何も変わりません。

であれば、何も考えず何も悩まない、あの瞑想時に体験する僅かかも知れない『何物にも囚われない自由な境地』に全てを委ねてみてはいかがでしょうか。

2023年4月20日の日蝕の対処の仕方は?

金環日食(写真でなくイラスト)

日蝕と月蝕はそれぞれ年に2回起きます。 直近ですと4月20日に日蝕があり、5月6日に月蝕があります。

日食・月食はなぜ重要かと言うと、比喩的にしか言えませんが、日食は巨大なエネルギーの塊のようなもので、ブラックホールのような引力を引き起こす感じと言えます。

日食が起こる星座が第何室に当たるかを見れば、人生の中でチャレンジを経験する事柄がわかります。

日食と月食の最大の違いは、日食が物理的・現実的な事柄に影響を与えるのに対し、月食は心理のバランスを崩し、人生における幸福を乱すことです。

こう見てみると、私たちには年4回の運命の変化や迷走に向かいやすいタイミングがあることになります。 

2023年4月20日の新月の日に起こる牡羊座の日蝕(日本時間午前10:34~午後4:04)では、5つの天体が集結します。 太陽と月とラーフという定番の3者に加えて、水星と天王星が加わります。  

これが引き金になって、私たちを取り巻く状況に、今後数ヶ月の間に多くの変化をもたらすことでしょう。

逆行モードの水星(厳密には4月21日からですが)と、不安要素を増幅させる天王星の存在により、この集結は心理的にも物理的にもチャレンジングなものになりそうです。

4月20日に月が牡羊座に移動し、その日の日食とともに5惑星大集合を完成させます。

月は4月22日に牡羊座を去りますが、代わって木星がこの集結に加わり、この5惑星大集合は長続きし、日食の影響を私たちのホロスコープに映し出し続けることになります。

自分への具体的な影響はどうなのか?

これが一番気になるところかと思います。

 ご自身でチャートをお持ちの方は、月を第1室にするチャートで牡羊座が第何室に当たるかを確認します。

 その部屋の事象に関して、チェレンジに感じることが起きやすかったり、予定通りに進みにくいと感じることが出てきやすくなります。

例えば、牡羊座が第10室に当たる場合は、仕事面での進展が妨げられると感じることがあるでしょう。 しかし必ずしもチャレンジングというだけでなく、仕事面での新しいチャンスや予想外の機会に遭遇する可能性でもあります。

自分の人生のどの領域でチャレンジな事象に遭遇しやすいかを、頭の片隅に置いておくのは冷静な対処の助けになることでしょう。

そして究極の対処法は、意識を絶対の中に確立しておくことです。 

豊な静寂の時間が、それを可能にしてくれることでしょう。