甘い誘惑と若さの関係は?

2016.03.28

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指定された集合会場は、郊外のイタリアレストラン。 予定の時間より30分ほど遅れたので、多分自分が最後だろうとは予測ができた。 予約を入れてあるから、ということだったので、広い店内で10人〜20人くらいのグループがいるからキョロキョロしてみたものの、探している集団が見つからない。

恐る恐る年齢的に当たっていそうなグループに近づいていったものの心当たりのある顔が見当たらない。 引き返そうとすると、そのグループから当番の名前を呼ぶ声。 え!?このグループ。

「こっち、こっち」と言われて近づくと、そう言えばどこか見覚えがある顔がちらりと。 そして空いている真ん中近くの席に通されるものの、隣に座っている人が誰だかわからない。 話し声を聞いて漸く、あ〜何々君ね、とガッテンが言った。

これは昨日出席した30ウン年ぶりに最終学校の同窓生との集まりの図。 参加者は男性8名、女性4名。 30名程度のクラスであったので、12名はまずまずか。

きょとんとしながら、ぐるっと見渡すと、だんだん誰が誰だかわかってきたものの、街ですれ違っても絶対気がつかないな〜、という感じであった。 特に男性陣の方が変わりようが大きかったが、女性陣もすれ違い様には気付かないかも知れない。

びっくりしたな〜も〜状態で、我に還るのに暫く時間がかかった。 かく言う当番自身も、道ですれ違っても気付かれない変貌を遂げていたに違いないのだったが。

 

1週間前に日本で封切られた映画で、”甘くない砂糖の話”というのがある。 まだ、東京の1つの映画館で上映されているだけで、順次全国に回るとか。 早速観てきたのですが、いつの間にか私たちの日常の食品に大胆に忍び込んでいる砂糖の量の多さに、見る者誰もが唖然とするオーストラリアで作られたドキュメンタリーでした。

砂糖の多さを記者会見するブルームバーグNY市長(2012)

市販飲料の砂糖の多さを記者会見するブルームバーグNY市長(2012)

どう凄いかというと、例えば500cc入りの炭酸飲料。 これにはたいていブドウ糖果糖液糖なる糖分が、約60g.含まれている。 重さで言われてどこまでピンとくるかわからないので、角砂糖にして積み上げると視覚的にわかりやすいでしょう。 角砂糖は1個が4グラム。 ですから、角砂糖の15個分の砂糖が入っていることになります。

500ccの水に角砂糖15個入れて飲めますか?

主人公は、普段は野菜やナッツやヨーグルトを取るいわゆるヘルシーな食生活を送っている俳優さんです。 一般のオーストラリア人は平均160g(角砂糖で40個分)の砂糖を毎日取っている、ということから、それだけの砂糖を2ヶ月間毎日撮り続けるとどうなるか人体実験をしたドキュメンタリーでした。

締まっていた俳優さんのお腹にみるみる内臓脂肪が溜まって、2ヶ月でウエストが10センチ増えていきました。 皮膚のツヤがなくなり、精神的に参ってきているのが、画面から伝わってきました。

カロリーは野菜中心の食生活で2100キロカロリー、実験をしている毎日砂糖160グラム生活でもほぼ同じの2100キロカロリー。 つまり、カロリーが問題ではなく、何からそのカロリーを取るか(今回はほとんど砂糖からにしたわけですが)で大きく変わる、ということがわかったのでした。

英語のサイトですが、色々な食品に含まれている糖分を角砂糖に換算して示してくれるものがあります。 視覚的に目に入るので、いかに大量に糖分を取っているかわかりやすいサイトです。 それはこちらから:http://www.sugarstacks.com

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これで思い出すのが、2009年に出た米国のウイスコンシン大学のアカゲザルの研究結果です。 これは、若いアカゲザルを2組に分けて、一方には好きなだけ餌を食べさせ、もう一方では基準とした餌の量(カロリー換算)を30%減らして、変化を20年間にわたって追跡したものでした。

その結果は、こちらの写真。 因みにアカゲザルの平均寿命は26歳くらいで、実験を始めたのが7歳くらいからですので、相当な老齢であることがわかります。

説明はいらないですね。 この写真がすべてを物語っているように思います。 そう若々しく見える方が、腹7分目で20年間過ごしたアカゲザルです。

当番も今からでも、腹7分目やっていきます。 道でばったり会った同窓生に気づいてもらいたいので。。。

甘くない砂糖の話の映画サイトはこちら⇨http://amakunai-sugar.com

 

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