アーユルヴェーダ と西洋医学の根本的な違い

2018.02.23

ソニー製AIBOロボット

ソニー製AIBOロボット

*プログラマーが神と呼ばれる日
 
ソニーが戌年に当たる本年(2018年)1月11日に発売したAIBOなる犬のロボットは、表情豊かな目、愛らしい振る舞い、飼い主に対する甘え方、学習による状況理解が進む姿など、本物のペットかと思える愛嬌があるのだとか。
 
20XX年のある日、AIBOロボットが動かなくなった仲間のAIBOの分解は始めた。
お手をする右手が最初に動かなくなっていたことを思い出して、まずそこを切り開いて『解剖』した。
 
すると真ん中に軸のようなものがあって回るようになった塊があった。 AIBOはそれをモーターと呼ぶことにした。 そのモーターに線が繋がっており、それを辿っていくと、黒く平べったいものに辿り着いた。 AIBOはそれを『脳』と名付けた。(人間は”中央演算装置(CPU)”と呼んでいる)
 
やがてAIBOは、『お手』という声に反応して右手が上がる仕組みになっていることに気づいた。
 
『お座り』という音に対しては、AIBO自身が『足』と名付けた部分が折りたたまれることにも気づいた。
 
やがてAIBOは、自分の様々な動きがある一定の範囲に必ず収まっていることに気づき、そのような仕組み作っている存在を『神』と呼ぶことにした。
 
その存在は、人間の間では、プログラマーと呼ばれる人々だった。 こうしてプログラマーは、『神』となった。
 
AIBOが自分自身の構造と設計を全て解明し、自分の複製を自由に作れるようになる時。 いわゆる「シンギュラリティ』とも呼ばれる、ロボットが人間を凌駕する時は果たしてやってくるのだろうか。
 
*アーユルヴェーダ との衝撃の出会い
 
アーユルヴェーダ との出会いについては、こちらの当番日記で書かせていただきました。
インドに毎年通うようになってアーユルヴェーダ のクリニックへ訪問する経験の中で、別の事実にも気づきました。 それはインドで5000年続く医療と言われても、現代のインドの一般の人が利用する医療はいわゆる西洋医学が圧倒的に多い、という現実でした。
 
理由を伺うと、西洋医学の方が長期間ハーブ薬を飲み続けるアーユルヴェーダより費用が安くつく。 症状に対して、西洋医学の方が即効性があるような気がする、という答えがかえってきます。
 
一方で、アーユルヴェーダの時間はかかっても、病気や症状の根本原因を探ってその解消を地道に目指す医療アプローチを評価して、利用するインドの方もしっかりいらっしゃることも事実です。
 
そこでアーユルヴェーダと西洋医学(インドの方は、”Allopathy”と呼ぶことが多い)との違いについて、どうしても考えてしまうことになります。
 
*西洋医学とアーユルヴェーダ の違いとは
 
こういうテーマは、医師の資格を持った方しか出来ないことでしょうが、患者の立場での感想を語らせてもらいます。
 
生きた人間の体の中の様子を直接観察出来る機器の発達や、ゲノム分野をはじめとする分析技術の驚異的な進歩によって、基礎医学の分野の近年の進展は目を見張るものがあります。
 
医師であり、iPS細胞の発見者である山中伸弥教授も、こんなに近年驚異的に解明が進んだ医学でも、『まだ人体の10%程度が解明されたに過ぎない』と最近発言されていました。
 
これは別の言い方をすると、『未だに人体の90%のことはわからない』ということです。
 
西洋医学は、多くの未知を抱えながらもわかっていることの中で、最良の医療を提供しようとされているのだと思います。
 
例えば、乳幼児を食物アレルギーにならないようにするには、ピーナツ、乳製品、卵などのアレルギーを発症させる食品は与えない方が良い、と長年指導されてきました。 ところが、2015年にイギリスのラック博士という人が、600人の乳幼児の追跡調査で、アレルギー発症の可能性のある食品を食べさせたほうが、有意に発症を抑えられた、という発表をして、一気に定説が覆ったことがありました。
 
そうは言っても、その結果は”疫学的調査”と呼ばれる、平たく言えば統計的にそういう傾向がみられた(ピーナッツの場合で、5歳になった時点の発症率が、3.2% vs.17.3%)、というもので、なぜそうなるのか、という根本原因を解明したものではありませんでした。 それでも各国の専門家は、指針を変更して『食べさせた方が食物アレルギーは抑制出来る』に変化しました。
 
こうなると、そもそも始めの『アレルギー性食品は乳幼児には食べさせないほうが良い』という指針は何に基づいて発せられていたのか?、ということになります。
 
かように、人体のことが5~10%しか解明出来ていない人間が、90~95%の部分を想像して行うことは、手探りにならざるを得ない、ということかと思います。
 
これはちょうど、AIBOロボット自身が、自分の構造や機構を探ろうとしているのと一緒です。 自分で設計していない者が、想像を巡らせながら、自身の取扱説明書やトラブルシュートのQ&Aを書こうとしているようなものです。
 
一方、アーユルヴェーダは人間を作った存在が、人類に与えた体調を乱した時の対処法の伝承です。 ちょうどAIBOロボットの電気・メカの設計者とソフトのプログラマー自らが書き下ろしたトラブルシュートの指南書と言えます。
 

薬草を煮詰める

ひたすら薬草を煮詰める

科学がどんなに進んだとは言え、元素を好きなだけ使って、電気を好きなように使って良い、という条件を与えられても、人間は生命そのものをゼロから作ることは未だに出来ません。
 
そこに生命を生んだ偉大な存在があるはずだ、と想定することは決して発想に飛躍はないように思います。
 
そうだとすると、そういう存在から生命をいただいている人類に与えてくださった健康の指南書である『アーユルヴェーダ』のありがたみがわかります。 
 
そのことを深く自覚されているヴァイジャ(アーユルヴェーダ医師)は、その伝統に心からの敬意を表し、古代からの純粋なままで現代に提供しようと日夜必死に薬草を集め、書かれてる通りに何度も何度も煮詰めて愚直に薬を作って、患者さんに提供し続けています。
 
それではそのアーユルヴェーダの恩恵を具体的に受ける為のパンチャカルマという施術を受ける施設の選び方を次回に述べたいと思います。
 
©天空庵 禁無断転載

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