ヴェーダ吟唱って何することなの?

2016.03.18

 こちらでの静坐会や瞑想会では、その中にヴェーダ吟唱の時間を取っていることが多くあります。 サンスクリット語の知識は不要です、などと但し書きもついています。

 これって、そもそも何なのか? また、それを吟唱して何の意味があるのか?、という疑問に今回は簡単にお答えしておこうと思います。

 

 日本には神道の伝統があり、その中に祝詞があります。 神様とのコミュニケーション手段として、古代に使われた日本語で、祓詞(はらえことば)を言い、請願を発します。 

 ここに世界中の言語の源、と言う人もいるサンスクリット語という言葉があります。 日本語の”あいうえお”の五十音のひらがなも弘法大師がサンスクリット語を元にして作ったという説が有力です。 

 日本語で水、という時、それに本質的な理由があるかというと、多分ないでしょう。 同じく英語でウオーター、ドイツ語でヴァッサーだったり、フランス語でオー、と言う時、そう呼ばれる絶対的な理由はないでしょう。 

 ところがサンスクリット語で水をジャラ、と呼ぶ時、それは水そのものが発している波動を古代の賢者が聴き取ったものだ、と言うのです。 だから、人がこう呼ぼう!と人為的に作った言葉とサンスクリット語は、その由来が本質的に違うというわけです。

 ですから、数千年前の賢者が大自然から聴き出した音の波動は、あたかもタイムカプセルのように、純粋な波動を私たちに届けてくれます。 地球上に全く汚染がなかった時代の雨が凍った南極の氷を、溶かして飲むようなこととも言えます。

 こちらの会場でヴェーダの節を一緒に唱和し始めると、とても眠くなる、という体験をする方も多くいらっしゃいます。 母親の胎内でまどろむ胎児のように、太古の波動に私たちが包まれていくからです。 

 それらの音を聴くことも素晴らしいですが、やはり自らの声で唱和し、吟唱することは、より直接的に大自然の波動を自分の中で共鳴させていくことになります。  

 天空庵での静坐会や瞑想会に参加され、この古代からのタイムカプセルをご自身で開けてみてください。 改めて申し上げます。 サンスクリット語の知識は一切必要ありません。

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