探しものは何ですか♫ 見つけたいと思いませんか?

2018.04.13

サングラス春から初夏に向かう季節となり、陽射しの強さが意識される今日この頃となりました。
 

南極上空でオゾン層の穴が見つかったと言われてから40数年が経ちますが、スプレー缶で使われたり冷蔵庫に使われたフロンと呼ばれる化学物質が原因と特定され、生産も中止されました。
 
しかし、過去に何十年と使われ大気中に放出されたフロンによって、オゾン層の穴は大きくなっているようです。 
 
これは由々しき事態です。
 
何しろ、地球の大気圏にオゾン層が出来てくれたお陰で、紫外線Bなる波長がブロックされ、それまで水の中でしか住めなかった生物が、陸地に上がれ、今日の人間にまで繋がった太古からの壮大な歴史があるからです。

オゾン層の穴

NASAのオゾン層ウオッチ

このオゾン層の穴が徐々に広がり、地球の高緯度帯にまだ及んできています。 そこで、陽射しのある時の外出には、肌を覆うものやサングラスが欠かせないご時世となっています。
 

先日、訪ねてきた友人を伴って外出した際に、突然『サングラスがない!』という騒ぎになりました。 何でもたいへんな思い入れのあるサングラスとかで、何としても探したい、というのです。
 

落とした可能性のある場所に全て戻って、見て回り、そこらの人に『サングラスが落ちていませんでしたか?』と聞いて回りました。

公園で柵を乗り越えたところは、入念に探したりもしました。 『やっぱりないか〜』、と諦めムードが漂い始めました。
 

そこで古代占星術のジョーティッシュにある、”探しものの問いかけ”をやってみることにしました。 まずやり方は次のようなことになります。
 

その日の月齢、曜日、月宿(ナクシャトラ)を足して、その数字にさらに3を足します。 その合計を5で割り算します。 その余りの数字で次のように判断します。
 

余りが:
 
1なら、落とし物は下に落ちている。 地面とか建物の中であれば、床の上にある。

2なら、水の中や、水辺に近いところにある。

3なら、何かのものの下に隠れてある。

4なら、見つからない。

5なら、日にちはかかるが、忘れた頃に出てくる。
 

その失くした日は、4月10日の火曜日でした。 この日の月齢は、新月に向かう朔の10日目です。 火曜日は、日曜日から数えるので、週の3番目の日です。 そして月宿(ナクシャトラ)は、22番目のシュラヴァナでした。
 

10 + 3 + 22 + 3 = 38

38 ➗ 5 = 7…3 (これが余りです)
 

3が余りでしたから、サングラスは何かの下に隠れている、と気持ちを奮い立たせて新たに探し始めることにしました。
 
何かの下か…..?!?!?! そこである光景が浮かんできたのでした。

月の満ち欠け途中で立ち寄ったお店の隣で店舗の改装工事が行われており、木の破片などが散乱していたところを通っていたことを思い出しました。 あそこの瓦礫の下にあるのかも知れない、とそこに戻ることにしたのです。

そこでは、立ち寄ったお店の人に『サングラス落ちていませんでしたか?』とすでに聞いてはありました。 『落し物の届け出はなかったですが、出てきたらお知らせします』と言われたところでした。
 

改めてそこに戻ってみると、隣の店舗改装の工事の方が、我々を見るなり、顔に手でメガネの印をして、探してるのか?と声をかけてくるではありませんか。

『は〜い』と答えるや否や、近くに掛けてあった作業着の胸ポケットからそのサングラスを取り出して渡してくれました。 『ここに落ちてたよ!』
 

『今何か探しものしてますか?』と聞かれて『はい!』と答えますか?
 

本当に探しものは無いのでしょうか? 探すものが何かを探す人生、探すものがあると自覚した人生、探すものを見つけている人生。 どの人生を生きているでしょうか。
 

大いなる忘れものは、私たちの意識の内側に落ちているはずです。
 
©天空庵

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