子はかすがい・・・だったよね〜

2018.06.19

映画・クレイマークレイマーアカデミー賞を5部門で受賞した映画『クレイマーvs.クレイマー』は、子供をもつ一組の夫婦の親権を巡る離婚の過程を描いたフィクションでした。
 
離婚が基本的に裁判離婚しか認められていない米国では、原告と被告が同じ苗字になるので、このタイトルを見ただけで離婚の映画だな、とわかる仕掛けでした。
 
二組に一組が離婚に至る米国では、日常茶飯事ではありますが、そこで一番苦悩するのは、子供たちであることは間違いありません。 特に思春期までの子供。 両親の不和や離婚は、自分の身体を二つに裂かれたようだった、と表現する人にこれまで何人も出会ってきました。
 
録画してあった番組を見終わって消去した瞬間に登場したのが、ザ・ノンフィクションというテレビマンユニオン制作のフジテレビの日曜番組でした。 観るつもりはないのに、そのわずか1分ほどの間になぜか惹きこまれてしまい、そのまま最後まで観てしまいました。
 

番組タイトルは、『あっちゃんと翔平』
 

主人公は大阪のシェアハウス的長屋に住むあっちゃんこと”はじはた敦子”さん。 31歳で自ら望んでシングルマザー。 両親が毎日喧嘩しているのを見て育ちます。 幸せな恋愛をしたいと思ったものの、これまで付き合った男性はどの人もDVがあったり、アルコール依存症だったりと”ダメンズ”を渡り歩くことに。
 
保育の仕事をしていて子供は可愛いと思うものの、自分の子供ではないので家に連れて帰るわけにはいきません。 そんな経験から、25歳で結婚はしたくないけど、兎に角自分の子供が欲しいと思うようになります。

”あっちゃんと翔平”

”あっちゃんと翔平” フジテレビ

そして周囲に子供の遺伝子的な父親になってくれる人を募集中と公言します。 10人ほどにアプローチして、最終的に三重県出身で東京でカメラマンを目指している翔平さんこと”翔ちゃん”という協力者が現れます。
 
その時の条件が:
 
・認知はしなくていい
・養育費はいらない
・同居しなくていい
・迷惑はかけない
 
2歳で両親が離婚し、母との二人暮らしに父親の愛に飢えて育った翔ちゃんは『映画みたいな話だなあ』と言いながらもこの条件をのみ、あっちゃんは子宝に恵まれます。
 
大阪での出産時には彼も東京から駆けつけ、あっちゃんはフェイスブックで『今、陣痛が来たよ!』と告げて、何人かの友達にも命が生まれる奇跡の瞬間に立ち会ってもらえたそうです。
 
しかし、いざ赤ちゃんが生まれて1ヶ月ほどするとあっちゃんの心に変化が・・・。 あっちゃんは、遺伝子上の父親の翔ちゃん(31歳)に突然、大阪に来て一緒にすまないかと提案します。 一体なぜ? そして翔ちゃんの出した結論は?
 

生い立ちゆえか、結婚にある種の恐れを抱く2人の男女が、生まれてきた赤ちゃんを介して、揺れ動く心の動きが見事に映像で切り取られていました。
 
観ていてこちらも胸キュン。 あっちゃんの乙女心の切なさや、心の奥で幸せな家族の形を夢みる眼差しがよく映し出されていました。
 

生物の第一義的な目的は子孫を残すことだそうです。 これは動物も植物も一緒で、それがあるから地球上にはこんなにも多種多様な生き物がいる訳で、これは言われてみればそうだろうな〜、と素直に思えます。
 
そして人間も生物の一員であるので、やはり子供が欲しい、と思うのも自然な欲求なんだと思えます。
 
因みにこのドキュメンタリー”あっちゃんと翔平”をクリックいただくと、観ることが出来ます。
 

現代日本では出産した女性の約10人に1人が『産後うつ』で苦しんでいるのだとか。
 
楽しいはずの育児が、『何の地獄かと思った!』になるお母さんが増えているというのです。
 
人間には、誰かと一緒に子育てしたい本能があるそうです。 それは夫や男性のパートナーだけでなく、長屋的な共同生活者でも良いわけです。
 
ところが現代の8割の子育て世代が、夫婦と子供だけの核家族であり、現実には孤独な育児によって、その本能が満たされないままの新しいママが増えている現状です。
 
その証拠に、一昔前の長屋的な日本の暮らしや、はたまた現代のアフリカの自給自足部族など、『もらいおっぱい』の習慣さえある子供を共同体で育てる社会では、当番の知る限り、そういう現象は報告されていません。
 
長年チンパンジーを研究してきた京大の霊長類研究所の松沢哲郎教授という方は、『誰の助けも借りずに子育て出来るように人間は作られていない』とまで断言されています。
 
因みに、人類が二足歩行を始めた700万年前に人類とチンパンジーは分かれたそうです。
チンパンジーは子供を産むと5年間は、子育てにかかりきりになり、その間一切オスを寄せ付けず、当然ながら妊娠することはないのだとか。
 
しかるに、人間は毎年でも子供が産めます。 それで多くの子孫を残して地球上に70億人にまで増えて繁栄出来た、という事実があります。
 
恋愛感情も突きつめれば、『この人の子供が欲しい!』、『この人に子供を産んで欲しい!』という人間本来の衝動に突き動かされているのかも知れません。
 
あっちゃんが大阪のシェアハウス長屋に暮らし、共同体的子育てをしている様子をはじめ、色々な家族のあり様を、6月30日から東京で1週間ほど開催される『かぞく展』で垣間見ることが出来るそうです。
 
ところで翔ちゃん、三人で一緒に大阪で住まへんか?
 
©天空庵

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